懐かしい蒸気機関車

夜の鷲別機関区

昭和50年1月3日の夜の鷲別機関区です。夜の長時間露光は昼間と違って独特の写真に仕上がります。高1のとき三脚を手に入れてからSL撮影にはいつも三脚を持参していました。露光時間はその場の明るさを見ながら多少の経験で得た露光時間を参考に秒数を決めていました。機関区の中は夜でも眠る事は無く蒸気機関車は火を入れっぱなしにしているので常に安全弁が作動して,まるで生き物がいるような錯覚をしてしまいます。蒸気機関車は人間の感覚に一番近い乗り物と言われています。正に蒸気機関車は生きているようです。
深夜10時頃でしょうか1月の一番寒い時期なので線路も氷付いています。写真のSLは96型蒸気機関車です。この機関車はおもに貨物の入れ替えをしていました。

手前にあるのはSLの燃料になる石炭です。夕張炭鉱から採掘したものです。寒さの為に石炭もしばれています。

長時間露光で撮影すると蒸気機関車の色々なところから蒸気が出ているのがわかります。写真は2台とも96型蒸気機関車です。

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