懐かしい蒸気機関車

三菱大夕張鉄道、思い出のシーン

私が鉄道写真に興味を持ったのは中学生時代で中学校のあった場所が、室蘭本線の近くと言う事もありハーフカメラのオリンパスペンを持って、本輪西駅から発車するタキ貨物を牽引するD51の発車シーンを撮影していました。ハーフカメラとは今で言うとAPSサイズのフィルムカメラです。その頃から自転車で移動出来る範囲を撮影していました。室蘭本線は虎杖浜辺りから苫小牧まで直線の鉄路が続き駅の間隔も長く真夏の炎天下、線路脇を何度も歩きました。南大夕張鉄道は室蘭本線以外の始めての遠征撮影でした。ちょうど乗り合わせた同じ車両に親戚のおじさんと席を同じくして、そのままおじさんの家のある南大夕張に行きました。この写真は始めて遠征した思い出の写真です。南大夕張鉄道はその後また撮影に行きたい鉄路でしたが、学生だった事と旅費のお金がなかった事など、しっかり撮影しておかなければならない鉄路でしたが、その希望はかないませんでした。滞在2日目の午前中の下り列車が黒煙を上げながら南大夕張駅に向って行きます。この写真が思い出の一枚になりました。

南大夕張駅手前の勾配を駆け上がるナンバー6号機です。ちょうどタイミングよく黒煙が上がりました。
ゆっくりとした速度で近づいて来ます。後ろの背景に学校の校舎が写っています。当時この地区にも多勢の人々が暮らしていました。
いつもはあまりアップを撮らない私でしたが、このときは最後までピントを合わせ続けました。


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