懐かしい蒸気機関車

夕張駅 は明治25年に開業し夕張炭山から採掘される石炭の積み出しと、そこで働く人々の交通の手段として大きな役割を果たして来ましたが、炭鉱の閉山に伴い急激な過疎化が進み、駅の場所が3度も変わった経緯があります。現在の駅はホテルマウントレースイ前にあり、この駅が3代目の駅になります...
崎守埠頭から貨物を牽引して来るD51です。崎守埠頭のチップヤードから白老町萩野駅に紙の原料となるチップを貨物列車で運んでいました。また崎守埠頭には三井木材の貯木場があったのでその木材も運んでいました。私が中学1年の時に本輪西の栗林埠頭から陣屋にかけては岩礁のある海岸になっていて...
昭和49年7月25日留萌本線恵比島駅から発車した D614号機 が、恵比島峠を豪快な煙を上げて駆け上がって来ました。昨年の12月4日留萌〜増毛間の廃線に伴うお別れセレモニーには、多くの鉄道愛好家や地元の人々が参加して、最終列車を見送りました。北海道では自動車の普及と人口減少に歯...
北海道最果ての地、稚内駅を出たC57型蒸気機関車が牽引する旭川行き普通列車が抜海駅に向っています。対岸の小高い丘の向こうはノシャップ岬です。宗谷本線は南稚内駅と抜海の間だけ線路が海岸に最も接近するので鉄道写真愛好家の憧れの撮影ポイントでした。最果ての日本海を背景に黒煙を高々と舞...
湧綱線 はこれで2回目の紹介になります。中湧別から サロマ湖 に向って走ると計呂地駅に着きます。この路線は全線単線なので主要の駅で時間調整をします。 計呂地駅 を出発した9600型蒸気機関車は駅を出てすぐに急カーブの勾配を登ります。停車中蒸気を上げても途中で石炭を燃やさないと蒸...
旭川駅から富良野駅までの全長54.8キロの 富良野線 は、 富良野盆地 のほぼ中央を走り十勝岳連峰や 夕張山地 を背景に 9600型蒸気機関車 が貨物列車を牽引していました。真冬の富良野盆地は日中でも氷点下20度以下になり、あまりにも気温が低いので、冷たく冷やされた空気は薄い霧...