懐かしい蒸気機関車

羽幌線は留萌本線の留萌駅から日本海を北上して宗谷本線の幌延駅に接続する全長141.1キロの路線でした。古丹別駅は留萌駅から約40キロの所にあり、線路は海岸線から離れます。昭和59年には古丹別駅の貨物の取り扱いも廃止になり、昭和62年羽幌線は全線廃止になりました。日本海岸を走る路...
上砂川支線は函館線砂川駅から上砂川駅に至る全長7.3キロの支線です。空知炭田から優良炭が産出されたため、1919年石炭専用線として開通し,その後1926年旅客営業も開始しました。石炭産業の斜陽化とともに人口の減少も加速し1994年5月16日全線廃止となりました。当時の写真を見る限...
石北線の最大の難所、石北峠を金華駅から駆け上がるD51のドラフト音が山間に響き渡ります。1000分の25と言う急勾配の為、D51だけでは登り切れないため、貨物の編成が多い時はデーゼル機関車が後部補機となり貨物を押し上げていました。この信号所は金華駅からの上り列車が約300メートル...
現在、何もない駅として鉄道ファンが訪れる抜海駅ですが、当時は駅員さんも常駐している駅でした。真冬の1月は海から吹き付ける北風が猛烈な地吹雪になり、数メートル先も見えないような視界の中でのSLの運転は困難を極めたと思います。北海道の産業の発展はこうして鉄道貨物に支えられていました。...
1932年に国縫〜瀬棚間(48.4Km)が全線開業してSLが廃止になる1974年6月30日C11207号機がさよなら列車を牽引しました。これを最後に瀬棚線のSLは姿を消し、1987年3月16日瀬棚線は全線廃止となりました。瀬棚線は花石〜北住吉間に勾配がありその他の区間はほぼ平坦で...