懐かしい蒸気機関車

昭和49年1月、厳寒の恵比島峠

深川駅と留萌駅を結ぶ全長50.1キロの留萌本線はちょうど中間地点に恵比島峠があります。それほど急勾配ではありませんが、貨物列車を牽引した9600型蒸気機関車はマイナス18度の朝靄にかすんだ恵比島峠を軽快に登って行きます。留萌本線は今後廃止になる公算が大で、バスによる運行が検討されています。

恵比島駅を発車した貨物列車がドラフト音を響かせながら峠を登って来ます。
蒸気機関車からは黒煙は上がっていませんが、吐き出される蒸気がくっきりと白い煙になります。
あまりの寒さの為に空気中の水蒸気が凍り付き樹氷が発生しています。
恵比島峠を軽快に駆け上がる9600型蒸気機関車です。蒸気機関車が鉄道輸送で活躍した昭和の時代が遠い過去になりつつあります。

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