懐かしい蒸気機関車

昭和49年7月、宗谷本線芦川駅

宗谷本線は旭川駅から稚内駅を結ぶ全長259.4キロの路線で、芦川駅は2001年に廃駅となりました。。旭川から226.6キロのところにあった駅なので現在残っている駅では徳満駅と兜沼駅の中間に位置します。当時を思い出すと抜海駅にも2駅くらいで着いた記憶があります。この路線は太平洋戦争終結まで樺太との物流の動脈の役割と沿線の産業の生産物の輸送にも貢献して来ました。今から16年前に廃駅になってしまいましたが、当時の写真を見ていると鉄道と地域社会との深い繋がりを感じます。
稚内方向から走って来た9600型蒸気機関車が牽引する貨物列車です。芦川駅に手前で撮影しました。

旭川方向に向かう貨物列車です。

駅長さんと機関士さんが写っています。

宗谷本線は単線だったので各駅には引き込み線がありました。各駅で先に着いた列車が待機して駅の構内で上下線の列車をかわします。待機中の9600型蒸気機関車の操縦室です。運転席には各自が持ち込んだ座布団が置かれていました。

駅構内は複線になっているので列車をここでかわします。

貨物列車を見送る駅長さんの後ろ姿が、昭和の面影を残しています。

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