懐かしい蒸気機関車

瀬棚線SLさよなら列車前日

昭和49年6月30日C11207号機が牽引するさよなら列車の前日の長万部機関区の様子です。私は当時17歳でしたから,私と同じ年頃の鉄道少年が大勢集まり思い思いにシャッターを切っていました。今になって当時撮影した写真の少なさに失望しますが、高校生だった私の小遣いでは大量にフィルムを買う事は出来ませんでした。ですから一枚の写真を撮るのもよくよく考えてシャッターを切っていた訳です。現代のデジカメのように無尽蔵にシャッターを切る事など出来なかったのです。それから42年の歳月が流れC11207号機も北海道を離れ東武鬼怒川線に次の活躍の場を移しました。思い出深いこの207号機が現役でいつまでも走ってほしいと願っています。
さよなら列車の前日の写真です。長万部機関区の横の引き込み線に停車していました。

長万部機関区の中の様子です。機関区は規模も大きくかつてはC62もこの機関区に入っていました。C11207号機の側面に春闘のスローガンが書かれてありましたが,さすがにこの文字はこの後消されていましたね。

昭和50年のSLの全廃までの間その最後の勇姿を写真に収めようと,当時は若者の間でSLの写真を撮る事が流行のようになっていて,時刻表や主立った撮影ポイントを紹介した雑誌が販売されていました。

夜の長万部機関区です。この機関車も明日で現役を引退します。C11180号機の引退後は梅小路機関区で保管されていましたが、現在は京都府立山城運動公園に静態保存され,保存状況も良好です。

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