懐かしい蒸気機関車

昭和49年1月、追分機関区

追分機関区は炭鉱から産出される石炭輸送の中継地として大きな役割を果たして来ました。明治25年に室蘭線が開業と同時に追分機関庫として始動しました。昭和11年に追分機関区と名を改めました。また国鉄時代の最後まで残った機関区で、昭和51年に完全無煙化になってから機関区で火災が発生して、保存していた蒸気機関車や新型のディーゼル機関車が被災しました。この機関区から長大な石炭貨物をD51が単機で室蘭港まで牽引していました。当時この室蘭線は絶え間なくD51が普通貨物や石炭を運び、C57が客車を牽引して、正に鉄道の黄金時代でもありました。

9600型蒸気機関車と後ろはD51のようです。96は主に構内での貨物の入れ替えで活躍していました。

転車台に乗る96です。後ろには追分機関区が写っています。

機関区の中です。D51が整備点検の為に機関庫に入っています。


追分駅から室蘭方面に発車した貨物列車です。

夜の追分駅に客車が待機していました。SLから送られて来る暖房用の蒸気が外に漏れだしています。気温は氷点下10度、吹き出した蒸気はあっという間に凍り付いてしまいます。

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