懐かしい蒸気機関車

夕張線紅葉山駅、D51603出発

現在の紅葉山駅は,石勝線,新夕張駅に改称されていますが、駅のホームには旧紅葉山駅の駅標が残っています。旧夕張線はこの紅葉山駅でD51の貨物列車は蒸気を上げる為に停車して,十分に蒸気が上がると空の石炭貨物を牽引して清水沢駅に向かいます。終点の夕張駅までに紅葉山駅からは登川駅までの石炭専用線、沼ノ沢駅からは北炭真谷地専用鉄道、清水沢駅からは三菱大夕張鉄道、鹿ノ谷、夕張本町駅からは夕張鉄道と石炭専用支線(私鉄)があり、各炭鉱から送られてくる石炭を小樽港,室蘭港へと運んでいました。D51603号機はいつ見てもナンバープレートや各部の部品がピカピカに磨かれていて,当時高校1年生だった私はこの機関車は特別な機関車なんだと思い込んでいました。D51は一番多く製造され活躍した機関車ですが,動態保存もしくは現在観光列車として運行している車両は極僅かです。
旧夕張線紅葉山駅で蒸気を上げて待機しているD51603号機です。旧夕張線は追分駅からほぼ上り勾配が続くので各駅で蒸気が上がるまで待機して発車していたようです。この列車は下り列車で夕張駅方面に向います。

今回初めてこのブログページでカラー写真を使いました。当日使っていたフイルムはコダクローム64、エクタクローム100です。いずれも感度が低く撮影には三脚が欠かせませんでした。お陰で手ぶれしている写真はほとんどなく,三脚の台座に重連プレートを付けてカメラを2台取り付け撮影するスタイルも流行しました。

石炭と木材を積んだD51が紅葉山駅を発車しました追分駅に向います。駅の裏手にある紅葉山の麓の小高い丘から撮影しました。この区間はほとんど勾配がないためD51は全開で貨物を牽引します。

1 件のコメント

  1. 北海道新聞社刊行「国鉄北海道ローカル線」に掲載されている写真です。

    苗穂工場中検A出場後まもない昭和50年(1975年)10月
    歌志内線の歌志内市神威美山町のコ線橋付近で撮影さてた写真。
    https://twitter.com/y7z32GKc5HC7qgT/status/1292016181784670209?s=20

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