懐かしい蒸気機関車

昭和48年、室蘭本線、本輪西駅構内

42年前の本輪西駅構内の様子です。この町は当時の日石と栗林商会で発展しました。町の真ん中に公園があり放課後になると子供たちであふれていました。一学年6クラスありましたから,本輪西小学校は1200人以上の生徒がいた事になります。この130年以上の歴史を持つ小学校も昨年廃校になり隣町の小学校と合併しました。僅か40年余りでこれほど急激に人口が減少するとは誰も想像出来なかったと思います。写真を見ると栗林商会の倉庫が建ち並び貨物の入れ替えも頻繁に行われていました。2年前に灯油を運ぶタキ貨物が廃止になり,長い歴史を持つ本輪西駅の貨物の取り扱いに幕を閉じました。当時の写真を見ていると町が繁栄していた頃の事を思い出します。
背景には栗林商会の倉庫が写っています。私の父親の職場でした。現在この倉庫群は跡形も無くなり,代わりに特殊船舶が停泊しています。

貨物の入れ替えは9600型蒸気機関車が行なっていました。引き込み線が何本もあります。

貨物の入れ替え作業が終わると蒸気機関車は単機で鷲別機関区に帰って行きます。本輪西駅には転車台はありませんでした。左の道路は国道37号線です。

9600型蒸気機関車は室蘭駅構内、鷲別操作場,などでも貨物の入れ替え作業専用車両として活躍していました。

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