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昭和49年夏、石北線常紋信号所
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昭和49年3月29日瀬棚線、花石駅〜美利河駅間
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昭和49年夏、石北線常紋信号所
石北線の最大の難所、石北峠を金華駅から駆け上がるD51のドラフト音が山間に響き渡ります。1000分の25と言う急勾配の為、D51だけでは登り切れないため、貨物の編成が多い時はデーゼル機関車が後部補機となり貨物を押し上げていました。この信号所は金華駅からの上り列車が約300メートルある折り返し線に一旦入りバックして引き込み線に入り下り列車の通過を待ちます。下り列車はそのままトンネルを抜けて金華駅に下っていきます。近くには人家もなく国道からはなれている為SLのドラフト音を録音する鉄道ファンが当時ソニー製のデンスケと呼ばれたテープレコーダーを使って録音していました。D51が全力で峠を登る姿がたちまち評判になり、昭和30年代から40年代にかけて仮乗車場として旅客を扱うようになりましたが,そのほぼ全部が鉄道ファンでした。
金華駅から登って来たD51の貨物列車です。
D51が見える前からドラフト音がはっきり聞こえて来ます。
写真は信号所の引き込み線から撮影しています。
デーゼルの後部補機は金華駅からの貨物列車に付いていました。
最後尾にデーゼルの後部補機が見えます。
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