懐かしい蒸気機関車

昭和50年夏の夕張線、夕張駅その2

夕張の人口が最も多かった昭和35年の人口は116908人でこの年をピークに昭和50年は約50000人と、石炭産業の衰退とともに多くの人がこの石炭の町夕張市から離れていきました。私が訪れた昭和50年の夕張の町の様子は多くの炭鉱住宅が建ち並び、町の商店街も活気にあふれていました。鉄道が交通手段の主役だった頃の懐かしい風景です。
夕張駅の構内にある転車台です。この転車台はモーターで回転するタイプです。D51は石炭貨物だけを牽引していました。

当時の夕張駅の待合室です。駅の売店が懐かしいですね。冬の暖房の為に待合室の真ん中当たりに石炭ストーブがありました。この時は真夏だったので待合室ん中は蒸し暑かったです。冬はマイナス20度の厳しい冷え込みになります。

夕張駅の改札口です。後ろ右側に見えるのはぼた山です。
駅の近くには掘り出した石炭を精製する工場がありました。D51から出る石炭の煙が駅の回りに漂っています。当時の人はこの煙に対して苦情を言う人はいませんでした。これが当たり前だったのです。


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