懐かしい蒸気機関車

昭和49年1月、留萌本線峠下駅

峠下駅は明治43年に開業して、平成になってからは1日の乗降客数は数人になり、現在は秘境の駅として鉄道ファンに知られている駅です。この駅から恵比島峠を登り、下り終わると恵比島駅に到着します。雪の多い地域で寒さも厳しく当時の国鉄職員は大変な苦労があった事でしょう。増毛駅〜留萌駅間は昨年の12月4日最終列車運行を最後に廃止となりました。留萌〜深川間もいつ廃止になってもおかしくない状況にあります。もはやJR北海道だけでは北海道の残された鉄路を存続する事は不可能に近いものがあります。鉄道が輝いていた時代は遠い過去の出来事になってしまったようです。

降りしきる大粒の雪が視界を遮る中短い貨物牽引するD51です。
線路の除雪をしてもすぐに大量の雪がつもり、豪雪地帯の鉄路は雪との戦いでした。
峠下駅を通過するD51の貨物列車です。現在の峠下駅周辺には民家は1軒残っているだけです。

留萌本線最大の難所、恵比島峠を越えると深川駅までは平坦な線路が続きます。



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