懐かしい蒸気機関車

 昭和49年9月夕張鉄道鹿ノ谷

夕張鉄道は函館本線野幌駅から夕張本町までの全長53,2Kmの私鉄でした。鹿ノ谷には機関庫があり、国鉄からの払い下げになった9600型蒸気機関車が活躍していました。夕張炭鉱と私の住む室蘭とは古くから密接な関係にあり夕張で産出した石炭の積出港として、またその石炭を使ってコークスを作り,鉄を生産していて最盛期には4つの高炉があり鉄の町室蘭と言われていました。当時人口は18万人で現在は9万人を下回ってしまいました。炭鉱の衰退が室蘭の衰退に結びついた訳です。私が高校生の頃撮影に行った夕張は石炭の産出は下火になっていましたが,それでも町に活気があり狭い渓の中に町が沈み込んでいる夕張独特の町並みは,高く積まれたぼた山から見る事が出来ました。夕張に住んでいた訳ではありませんが,夕張は私の青春の第二のふるさとのような気がします。
父親から借りた6X6判のカメラで撮影しました。。写真は11型の12号機です。この機関車は8620型のボイラー部分と9200型の走行部分を組み合わせた機関車です。

12号機のシリンダー部分と動力を伝えるシャフトの部分です

4つの動輪の後ろの2つです。

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