懐かしい蒸気機関車

夏の留萌本線、恵比島峠D614号機

昭和49年7月25日留萌本線恵比島駅から発車したD614号機が、恵比島峠を豪快な煙を上げて駆け上がって来ました。昨年の12月4日留萌〜増毛間の廃線に伴うお別れセレモニーには、多くの鉄道愛好家や地元の人々が参加して、最終列車を見送りました。北海道では自動車の普及と人口減少に歯止めがかからない地方都市の鉄路が次々と廃線に追い込まれて行きます。蒸気機関車が活躍していた時代は鉄道が最も輝いていた時代でした。偶然だと思いますが留萌本線ではD514号機とD614号機が貨物を牽引していました。
恵比島駅から峠を登るD614号機です。所属は深川機関区でした
D61型蒸気機関車はD51型を改良して全部で6両留萌本線、羽幌線に投入されました。
D61は9600型の代用目的で改良されましたが、軽量化があだとなり冬場は空転を起こす為に敬遠されがちでした。留萌線のトンネルにツララが発生しやすかったので、前照灯の回りにツララ落しを取り付けました。この写真の前照灯の回りに付いている鉄の枠です。また時代は無煙化向っていたのでD61は僅か6両の改良でその役目を終えました。



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