懐かしい蒸気機関車

昭和49年1月富良野線、美馬牛峠を走る9600型蒸気機関車

富良野線は明治32年北海道官設鉄道十勝線として、旭川駅〜美瑛駅間で開業しました。その後大正15年富良野線と改名され、SLが廃止されたのは昭和49年7月19日、完全無煙化となりました。現在は旅客のみの運行となり、夏の観光列車富良野、美瑛ノロッコ号の運行が行なわれ、平成11年中富良野にラベンダー畑駅を新設して多くの観光客が利用しています。冬の富良野盆地は昼間でも氷点下10度を下回りカメラのストラップがカチカチになった事を思い出しました。美馬牛駅から美瑛駅にかけて緩やかな上り勾配が続きますが,貨物を牽引する9600型蒸気機関車は勢いよく白い蒸気を吐きながら駆け上がって行きました。
美馬牛駅を出たSLは隣駅の美瑛駅に向かって美馬牛峠を駆け上がります。

踏切に子供たちの姿が見えます。夏の富良野からは想像もできないほど富良野盆地の冬は気温が下がります。晴れる日が多いので放射冷却と内陸部特有の冷え込みがあります。

上富良野駅〜美馬牛駅間を走る9600型蒸気機関車です。富良野線は美馬牛峠以外は平坦な区間が多いのでSLも軽快に走ります。完全無煙化になるまであと半年の厳冬の富良野線でした。


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