懐かしい蒸気機関車

昭和49年3月根室本線赤平駅

赤平駅は滝川駅を起点とし根室駅まで全長443,8キロの根室本線の滝川駅から3つ目の駅で空知炭鉱の赤平鉱業所から赤平駅まで専用線が引かれ石炭を室蘭港に運んでいました。全盛期には石炭貨物の取扱量が日本一でした。昭和40年代に入るとエネルギー転換政策により赤平にあった各炭鉱は閉山に追い込まれ、赤平の貨物取り扱いもほとんど無くなってしまいました。

赤平駅近くには、北炭の赤間炭山、昭和電工の豊里炭山、住友赤平の各炭山があり、3つの積み込み専用線から毎日大量の石炭をこの駅から中継して全国各地に運んでいました。

赤平駅の中の様子です。乗客数も当時はかなり多かったようです。

石狩川の支流、空知川を渡る9600型蒸気機関車の重連列車です。

空知川をD51が長大な石炭貨物列車を牽引して、一日200両の石炭が大量の石炭を室蘭港に運んでいました。

1 件のコメント

  1. sasakizen様へ。記載に「空知炭鉱の赤平鉱業所」とありますが正しくは

    住友石炭鉱業(株)住友赤平炭鉱です。赤平市

    空知炭鉱(株)は隣町の歌志内市です。北海道炭鉱汽船(株)通称は北炭(ほくたん)系列の子会社です。昭和38年に北炭から分社化。

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