懐かしい蒸気機関車

昭和50年1月幌内線、三笠駅

幌内線は北海道内でも最も古く鉄道が開業した路線の一つで、函館本線岩見沢駅から幾春別駅に至る18.1キロの短い区間でしたが、幌内炭鉱から産出される石炭を運ぶ重要な鉄道でしたが、国のエネルギー政策の転換を受け炭鉱の衰退とともに石炭貨物、旅客数が急激に減少して1987年全線廃止になりました。三笠駅の開業当初は(幌内太駅)と呼ばれていて、道内でも手宮駅、南小樽駅、銭函駅、札幌駅、江別、幌内駅とともに5番目に古い駅でした。1944年三笠駅と改名して幌内駅までの貨物支線(2.7キロ)の中継駅として活躍して来ました。
幌内炭鉱からの石炭貨物を三笠駅まで運ぶ9600型蒸気機関車です。岩見沢も豪雪地帯ですが三笠駅はさらに山に入るので、前が見えなくなる程雪が降っていました。幌内〜三笠間は貨物専用の路線でした。

列車を待つ乗客です。

9600型蒸気機関車は石炭貨物を岩見沢まで運んでいました。三笠駅から幌内線に入る貨物列車です。幌内線は9600が主役でした。

ナメクジ型のD51も停車しています。郵便貨物を牽引して来たようです。

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