懐かしい蒸気機関車

昭和50年、室蘭本線幌別駅

東室蘭から鷲別駅,その次が幌別駅になりますなります。室蘭は港からすぐに山が迫っている為に土地が狭く,そのため幌別の町は室蘭のベットタウンとして発展しました。また自衛隊の駐屯地もあり来馬岳山麓には広大な自衛隊の演習場があります。朝の通勤、通学の時間帯には駅のホームは大勢の乗客でいっぱいになりました。引き込み線にはD51の牽引する貨物列車が普通列車の通過を待っています。この町は観光地ではないので,観光客はいませんね。室蘭にある高校や会社に出勤するする為に鉄道は無くてはならない交通手段でした。人々の営みと鉄道とは密接な関係にあった時代でした。
室蘭に向かう乗客です。高校に通う学生が多く時間通りに来る国鉄の列車は大変便利で,学割の定期を買うと信じられないくらい安い乗車料金で利用する事が出来ました。まさに国営の鉄道だったんですね。

この列車は夕方の苫小牧に向かう列車です。後ろに写っているのはC57ですね。8月の強い日差しが印象的です。SL全廃まであと4ヶ月のSLが活躍する最後の夏でした。

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